2014年5月17日土曜日

Mac miniをFAXサーバーにする(メール添付送信通知機能有り)

最近、仕事で使っていたMacを更新してもらいました。
新機はMac Book Pro (2012)です。
純正のカスタマイズでスペックアッすると大変高いので、納品後すぐに開腹手術。メモリーは16GBに交換。最初に挿入されていたメモリは中古ショップに売却。HDDをSSDに換装、光学ドライブも取り外して、取り外したHDD を装着した上、SSDとHDDとでFusionドライブを構成。この作業はこのあたりを参照→ http://shoz718.exblog.jp/17257537

これまでは、Mac mini (2010) を使っていました。しかし、これ一台で日々の書類作成からメールの送受信、インターネットサーバー稼働に、IllustratorなどでのDTP作業、最近では動画編集などもするようになってきたので、CPUもメモリーもHDDも全然足りなくなって、不具合がが多くなり仕事に障るようになってきたためです。

とはいえ、故障しての買い換えではないので、FAXサーバーとして再活用すべく設定法法を探りました。

なお、Mac miniはOSX10.9  Marvercks です。

職場には去年、理想科学工業のORPHISという高速インクジェット複合機を導入していました。1枚当たりの印刷単価が安く、これまで使っていたカラーレーザー複合機(いわゆるコピー機)はすっかり使わなくなっていました。両機はプリント、スキャナなど、ほぼ同じ機能を有しています。しかし、前者は唯一、FAX送受機能だけがありませんでした。そのため後者はFAX受信(もはや、送信することはほとんどない)のためだけに会議室の端に鎮座している状態でした。

このFAX機能さえ代替できれば、似たようなOA機器を二台も設置する必要がなくなり、コピー代やリース代も節約できます。職場の空間も有効活用できます。

Apple純正のFAXモデムは随分前に廃盤になったそうで、中古で入手できたとしても、現在の64bit環境では動作しないそうです。現行のMacでも使えるFAXモデムがないかと探したたところ、やはりありました→ USRobotics USR5637 56K USB Faxmodem




設定はいたって、簡単。
附属のCD-ROMのドライバーソフトをインストール。
システム環境設定 >>  プリンタとスキャナ

で、プリンタを追加する要領で左下の"+"ボタンをクリック

FAXタブをクリック



"USB Mode,"というのが表示されるので、そいつを追加。



受信オプションで、受信したFAX文書を指定のフォルダにPDFで保存することができます。


FAXを受信したときに、メールで通知する設定項目があるのですが、メール発信のためのSMTPを設定するところがわかりません。Appleのサポートに尋ねても、「モデム側の設定項目なので、わかりかねる。」という返答でした。おそらく、MacOSXにひそかにインストールされているPostfixの/etc/postfix/main.cf くらいにリレーするsmtpを記述すればいいような気がしますが…。

FAXモデムは着信音が鳴らないので、フォルダに受信FAX文書が指定フォルダに保存されても、このままでは着信に気づきません。
そこで、着信したFAX文書PDFが指定のフォルダに保存されたら、そのファイルをメール添付して自分宛にメール送信する仕組みをつくります。

フォルダアクションを利用します。

アプリケーションから、Automartoをクッリック

フォルダアクションを選択

「"フォルダアクション"は、次の場所に追加されたファイルやフォルダを受け取る」という表示の右のプルダウンメニューで、受信ファックス文書PDFが保存されるフォルダをしていする。

つぎに、左のアクションのライブラリから、MacOSX標準メーラーの"Mail"のアクションを次の順番で追加します。1.新規メールメッセージ、2.最前面のメッセージに添付ファイルを追加、3.送信メッセージを送信




なお、"Mail"の送受信設定は済んでいるものとします。
1.新規メールメッセージの宛先や件名、通知のメッセージを記入し、右上に並んでいる4つのボタンのうち、一番左の"記録"ボタンをクリックすると完了です。

これで、ファックスを受信し、PDFファイルが追加されるごとに、そのPDFファイルがメールに添付されて、指定のメールアドレスに届きます。

このほかにも、このMacminiは、以前このブログにも掲載した、メールの宛先や本文にCSVから抽出したデータを挿し込んで一斉メール送信するスクリプトを用いたメール発信サーバとしても活用予定。

近い将来には、FileMakerを用いたデータベースサーバーとしても活用することも検討中。





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