2005年11月20日日曜日

朝が早い!

1歳6ヶ月くらいになると、すっかり「あんよ」も板に付いてきて、あっちこっち動き回るようになる。見境なくうごきまわるので、危なっかしくてしょうがない。昼間にめいっぱい動き回るので、疲れて早いときには午後7時半くらいにコテンと寝入ってしまうこともある。
しかし、寝るのが早ければ起きるのも早い。ある朝、耳元でなにかガサガサ音が聞こえはじめ、そのうち髪をひっぱられ、顔を触りたくられるので仕方なく目を開けると、ニマッといたずらっぽく笑う長男の顔がアップで目に入ってくる。「何時だろう?」と時計に目を向けると、まだ午前5時前ではないか。「おいおいおい、いくらなんでも早過ぎるやろ、勘弁してくれよ」などと思いながらぼんやりしていると、次に長男は、枕元に置いている私の眼鏡をわしづかみにして、「ん、ん!」といいながら顔の前に突き出す。眼鏡をかけろと言うのだ。パパは起きているときには眼鏡をしていて、眼鏡をかけると起きて活動すると思っているのだ。それでもまだぼんやりしていると、こんどは強引に私の顔に眼鏡を押しつけにかかる。眼鏡のテンプルを曲がらない方向にまで広げようとするので、「わー!、わっ、わかった、起きる起きます!」と半強制的に起こされる。そして、眼鏡をかけるが早いか、今度は私の手を引っ張って、おもちゃのおいてある部屋まで連れてこられる。おもちゃを出せとせがまれ、そのまま一時間以上一緒に遊ぶことになる。
だっこを激しく拒否されていた一時期のことを思えばたいした出世ではあるが、とにかく眠くてたまらない。この早起きはしばらく続くことになるのだが、1週間くらいたったある日、「せっかく早起きしているのだから、もっと有意義にこの時間を使えないだろうか」と思うようになり、長男と二人で早朝散歩に出かけることにした。