2015年1月20日火曜日

Premiere Pro CC のボイスオーバー録音でハマった件

 昨年、仕事でPVを制作しました。事情により、登場人物の名前が変更になるなどしたので、部分的にナレーション修正を施しました。

 しかし、修正収録は、収録時期も、収録場所も、ナレーターのコンディションも当初の収録とは異なっていたため、仕上がりの継ぎ接ぎ感は否めず、ナレーションを丸ごと再収録することにしました。

 このPVは、Adobe Premiere Pro CC で編集しており、これまではボイスレコーダーに録音した音声ファイルをAdobe Premiere Pro CC に読み込んでナレーションのオーディオトラックに配置していました。今回の全ナレーションの再収録は、 Premiere Pro CCのオーディオトラックにダイレクトに音声収録する「ボイスオーバー」収録を試みることにしました。

 マイクは、ダイナミック・マイクよりコンデンサー・マイクの方が感度も音質もいいとのことなので、廉価ですがSONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80Uを購入。

 コンデンサー・マイクは高感度が故、「ぱぴぷぺぽ」などの破裂音を発声する際にマイクに当たる息の音も拾うとのことで、ポップガード (ポップブロッカー)も用意することにしました。ポップガードは高価なアイテムではないものの、何でもかんでも買い揃えるのも勿体ないので、100円均のザルの網を外して、CDやDVDの袋の不織布を切り取ってザルの枠に貼り付けて自作。

 そうして、いざボイスオーバー収録の実験。しかし、収録開始ボタンがグレーアウトして押せない。思い当たる処々の設定を変更しても変わらず。

Adobe のサポートに連絡するも、「お使いのマイクでの収録成功事例の情報はありません」という、ツレない回答。

 困った、ムダな買い物をしてしまったか…。

 ウンウンと考え、試行錯誤しているうちにわかりました。
 購入したマイク ECM-PCV80Uはモノラルマイク。ボイスオーバー収録するオーディオトラックがステレオ設定だと受け付けない仕様でした。モノラルのオーディオトラックを追加したところ、問題なくボイスオーバー収録ができたのでした。

 Apple のビデオ編集ソフトのFinal Cut Pro X はそうしたことを気にせず収録できたりするのですが、Adobe は設定がシビアなようです。

3 件のコメント:

  1. はじめまして。
    全く同じ現象で1時間ほど途方に暮れていたところこちらのブログを発見し無事に解決致しました。このブログがなかったら一体どうなっていたことやら。本当に感謝致します。ありがとうございました!

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  2. 突然失礼します
    同じ現象で悩んでいて、検索したら当サイトが見つかり、トラブルシューティングできました
    本当に感謝しています
    ありがとうございます

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  3. 同じ現象で悩まされていた所、こちらの情報に助けられました。
    非常に感謝しております!ありがとうございます。
    アドビのサポートが対応しないといけない案件ですよね。
    っていうかマイクの設定自動で判別して欲しい…

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