長男と朝のお散歩をしていた夏の間も、ママのお腹の中では着々と成長を続けながらそのときを待っていた。予定日は12月21日。しかし、その日は少しだけ早めにやってきた。12月15日の満月の午後10時頃、実家にいるママから「そろそろ」という電話がかかってきた。まだもう少し時間がありそうだったが、かかりつけの産科医が京都市内とちょっと遠方にあるので、早めに向かうこととした。儀父母は出産に立ち会うので、長男は私の実家に預かってもらうことになった。気持ちよく寝ていたところを車に乗せられ、寝起きの不機嫌なところ、意に反して唐突にうちの実家に預けられることになった長男は「ママー、ママー」と1時間ばかり大泣きをしていたらしい。かわいそうに。
下の子はそうでもないのだが、お兄ちゃんは生後1年間は寝かしつけに相当苦労しました。とにかく抱っこしていないと寝てくれない。しかも抱っこしてつっ立っているだけではダメで、歩き続けなければならない。生後しばらくの間は、夜中に1時間くらい抱っこしたまま居間の机の周りをグルグルとクマのように歩いていたことを覚えている。でも、ずっと歩いていると疲れるし、抱っこも長くなると背中が痛くなってくる(背中の筋違いを起こして一度整形外科にお世話にもなった)。これはたまらんということで、なんとか早くネンネさせる方法がないものか試行錯誤しているうちに、ある方法をあみだした。
その名も「スクワット寝かしつけ法」。読んで字のごとく、抱っこしたままスクワットをするわけだが、これは結構効く。おおむね20回以内に一旦は泣きやんでくれます。というか、まぁ、これくらいで泣きやんでもらえないとキツイ、抱っこしたまま50回も100回もスクワットするのは。しかし、これも続けていくうちに効果がだんだんなくなってきた。また、新生児をあまり上下に揺するのもよろしくないように思えたので、ほかの方法も模索してみることにした。
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