文字のおけいこ
4月から長男は、毎朝文字のおけいこを始めています。幼児向けのドリルなるものがあって「ひらがな」から始まって「カタカナ」「数字」、今では簡単なたし算まで進んでいます。ただ、日々「ひらがな」「カタカナ」「数字」をまんべんなく練習しているわけではないので、最初の方に練習していた「ひらがな」はなんだかあやしい感じになってきています。
カミさん曰く「字を覚える云々よりも、決まった時間に机に向かうことを習慣にすることが大事」なのだそうです。まぁ、とは言ったものの、いつも横でほほえましく見守っていられるわけではなく、私も含めて「あぁ、あぁ〜、そこはそうちゃうやろっ!」「何でそうなんねん!」と口やかましくなることもしばしばで、長男の方も「これでいいのっ!」「もう、おしまいっ!」などと、当初の目的を逸脱して朝から激しいバトルが繰り広げられることもあります。
ご存じの通り、「ひらがな」「カタカナ」や「数字」といった文字は、小学校に入ってから習うことで、4歳から教え込むことに疑問を感じないわけでもありません。しかし、4歳の子に文字を教えることに大きな無理があるのかというと、そうでもなく、子どもが乗ってしまえば結構楽しげに覚えられたりするのです。現に「ひらがな」「カタカナ」「数字」、さらには「英語」まで教えている幼稚園・保育園は多くあるわけで、もしかすると文字の学習は3,4歳くらいから十分に可能なのかもしれません。
ただ、幼稚園も保育園も現行教育制度においては義務教育ではないわけで、教育の機会均等の観点からすると、やはり文字の教育は小学校に入ってからの方が望ましいのでしょう。問題に感じる部分は、小学校入学時点で「ひらがな」「カタカナ」「数字」をほぼマスターしている子どもと、そうでない子どもの習熟度のばらつきやその差が大きくなりすぎてはいないか、ということです。このようなことが学校の先生の学級運営を困難にし、いわゆる「学級崩壊」の遠因をつくっているのでは、とも感じる今日この頃。
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